イギリス Innovator Founder(起業家)ビザ
英国認定の Endorsing Body の事業計画推薦+中上級英語+初期資金で取得できる、3 年滞在・更新可・ ILR ルートありの起業家ビザです。
まず、30秒で
細かい話の前に、これがどんな制度かをつかみましょう。
英国で「革新的・実行可能・拡張性のある」事業を立ち上げたい外国人向けのビザです。
イギリスでビジネス・経営を目的とする、対象国籍の人。
起業家を目的にイギリスに滞在します。
在留期間の目安です。
やさしく言うと
実際の人数と国籍
この制度で実際にどれくらいの人がいて、どこの国・地域の人が多いかを、公式統計から示します。
主な条件を、やさしく
この制度で実際に見られる主な条件です。細かい要件は分野・国籍で変わります。
革新的事業計画
必須「新規性・実行性・拡張性」を満たす事業計画を、英国の認定推薦機関(Endorsing Body)に承認させる必要があります。
英語力
必須CEFR B2 相当(中上級レベル)の英語力を試験などで証明。
資金維持
必須当初 £1,270 以上の自己資金(28 日以上維持)を示す(Endorsing Body が代替確認した場合は免除)。
むずかしい言葉を、やさしく
この制度でよく出てくる用語を「つまり何か」で説明します。
どう進む?(ステップ)
大まかな流れです。実際の順序・必要書類は公式ページで確認してください。
革新的・実行可能・拡張性のある事業計画を作る。
英国政府指定の Endorsing Body(スタートアップ支援団体・大学等)にアプローチし、事業計画を承認させる。
英語力(CEFR B2 相当)を試験などで証明する。
自己資金 £1,270 以上を 28 日以上維持していることを示す。
オンラインで申請し、生体認証+ IHS を支払う。
渡英して 3 年間事業を運営。更新可能で、5 年累計で ILR 申請の道。
似た制度と、どう違うか
混同されやすい制度と並べて、立ち位置の違いを整理します。
| くらべる軸 | イギリス Innovator Founder(起業家)ビザ | イギリス Graduate visa(卒業後就労) | イギリス ETA(電子渡航認証) |
|---|---|---|---|
| 制度の目的 | 起業家 | 就労 | 短期滞在・観光 |
| 在留期間の目安 | 最長3年 | 最長2年 | 最長2年 |
| 家族の帯同 | 要件を満たせば帯同できる | — | 帯同に制限がある |
| 永住への道 | 永住・定住につながる道がある | — | そのまま永住にはつながりにくい |
| 内定(雇用)の要否 | 内定がなくても申請できる場合がある | 内定がなくても申請できる場合がある | 内定がなくても申請できる場合がある |
できること・できないこと
✅ できること
- +イギリスでビジネス・経営として活動できる
- +イギリスで働ける(報酬を得る活動ができる)
- +更新できる場合がある
- +家族を帯同できる場合がある
- +永住・定住につながる道がある
🚫 できないこと
- −対象や活動の範囲を超える利用はできない
人数・選ばれ方
枠・抽選・ポイント制・スポンサーなど、選ばれ方のしくみです。
人数枠
年間上限はありません。
スポンサー
Endorsing Body(推薦機関)の承認が事実上のスポンサー。
なぜ、この制度があるか
イギリス Innovator Founder(起業家)ビザが、なぜ・どんな目的で設けられているか。
受け入れの目的
英国経済に貢献する革新的スタートアップを呼び込むための制度です。 旧 Innovator visa と Start-up visa を統合し、最低投資額固定要件を撤廃して、事業計画の革新性で評価する形に再設計されました。
誤解されやすい点
「お金を持っていれば取れる」ビザではなく、「事業計画と起業家本人の能力」が主審査対象です。最低投資額の固定要件はなくなりました。
ここを押さえる
この制度で特に間違えやすい・見落としやすい点です。
最低投資額(旧 £50,000)の固定要件は撤廃されました。代わりに事業計画の質が重視されます。
Endorsing Body の数は限定的で、推薦の難易度は高めです。
自社業務以外で副業的に他社で雇用される就労はできません(=自社の経営に専念)。