イギリス Graduate visa(卒業後就労)
Student visa で取得した英国の学位+ IHS の前払いで取得できる、スポンサー不要・職種自由の 2 〜 3 年滞在ビザです。
まず、30秒で
細かい話の前に、これがどんな制度かをつかみましょう。
英国で学位を取得した留学生が、卒業後に最長 2 年(博士は 3 年)英国で自由に就労できるビザです。
イギリスで就労を目的とする、対象国籍の人。
就労を目的にイギリスに滞在します。
在留期間の目安です。
やさしく言うと
実際の人数と国籍
この制度で実際にどれくらいの人がいて、どこの国・地域の人が多いかを、公式統計から示します。
主な条件を、やさしく
この制度で実際に見られる主な条件です。細かい要件は分野・国籍で変わります。
学位取得
必須英国 student visa で英国の認定教育機関の学位課程を修了したこと。
英国内申請
必須在学中の student visa が有効な状態で英国内から申請。
医療保険料(IHS)
必須IHS(年 £776 程度)を申請時に一括で支払う必要があります。
むずかしい言葉を、やさしく
この制度でよく出てくる用語を「つまり何か」で説明します。
どう進む?(ステップ)
大まかな流れです。実際の順序・必要書類は公式ページで確認してください。
英国の認定教育機関(licensed student sponsor)で学位課程を修了する。
在学中の Student visa が有効な状態で、英国内からオンライン申請。
IHS(医療保険料)を Graduate visa の期間分(2 または 3 年)一括前払いする。
申請料を支払い、生体認証情報を提出する。
承認後、卒業日から最大 2 年(博士は 3 年)自由に就労・求職活動が可能。
期間中に Skilled Worker など別ビザへの切替で長期滞在を狙う。
似た制度と、どう違うか
混同されやすい制度と並べて、立ち位置の違いを整理します。
| くらべる軸 | イギリス Graduate visa(卒業後就労) | イギリス 学生ビザ(Student visa) | イギリス 無期限残留許可(ILR) |
|---|---|---|---|
| 制度の目的 | 就労 | 留学・学生 | 永住・長期滞在 |
| 在留期間の目安 | 最長2年 | 公式ページで確認(コース期間に応じ… | 無期限 |
| 内定(雇用)の要否 | 内定がなくても申請できる場合がある | 内定がなくても申請できる場合がある | 内定がなくても申請できる場合がある |
できること・できないこと
✅ できること
- +イギリスで就労として活動できる
- +イギリスで働ける(報酬を得る活動ができる)
🚫 できないこと
- −対象や活動の範囲を超える利用はできない
人数・選ばれ方
枠・抽選・ポイント制・スポンサーなど、選ばれ方のしくみです。
人数枠
年間上限はありません。
スポンサー
不要。雇用主スポンサーなしで申請できます。
なぜ、この制度があるか
イギリス Graduate visa(卒業後就労)が、なぜ・どんな目的で設けられているか。
受け入れの目的
英国の大学で学位を取得した優秀な国際学生を、卒業後も英国に留めて経済・研究に貢献させるための制度です。 2021 年に再導入され、留学生の魅力的な滞在ルートとして位置づけられています。
誤解されやすい点
Graduate visa は ILR や永住権そのものではなく、「卒業後の橋渡し」ビザです。Skilled Worker などへ移行する人が多い構造になっています。
ここを押さえる
この制度で特に間違えやすい・見落としやすい点です。
更新不可です。期間終了までに別ビザへ切り替えるか、出国する必要があります。
スポンサー不要・職種自由なので、起業・フリーランスにも使えます。
「学位取得後の英国滞在」を考えるなら、Student visa の段階で Graduate visa への接続を意識しておくと有利です。